親愛なる貴方様。






俺はずっとお前の隣にいて、これからもそうだって思ってた。3歳から17歳、そしてどんどん大人になっていく璃子の姿を本当は見ていたかった。


俺達は幼なじみで、他の人とは違う特別な関係。でもいつからかな。俺はそれを壊したいって思ってた。

本当は直接言わなきゃいけなかったんだけど、もう後悔したくないから今言う。


俺は璃子の事が好きだったんだ。ずっと幼なじみじゃなくて彼女になって欲しいって思ってたよ。

でも幼なじみなら理由がなくてもずっと一緒に居れるし、璃子の側に居られなくなるんじゃないかって思って言えなかった。


でもこんな風になって、言っておけば良かったって後悔したよ。すごく。

璃子は突然の事で困ってるかもしれないけど。身勝手でごめんな。


璃子、俺本当にお前と居れて楽しかった。幸せだったしお前の笑顔が大好きだった。


これから先、きっと璃子にはたくさんの事があると思う。楽しい事も悲しい事も。

でも俺はずっと璃子の味方だから。

それで側に居れなくてもちゃんと見てるからな。



だから璃子、もう一度言わせて。

ずっと好きだった。俺はずっと璃子の幸せを願ってます。今までありがとう。



條原敦也より









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