天神学園大新年会
年賀状一つとっても、個性が出るものだな。

そんな事を考えながら、クスクス笑いつつ眺めていると。

「!」

テーブルの上の携帯が鳴った。

はて、誰だろう?

「もしもし?」

携帯をとって電話に出てみると。

『ろ、龍娘先生か?ははははは、早川だけど…』

「む、しまじろうか?」

電話の向こうから、やけにドモリまくった声が聞こえてきた。

『ああああ、明けましておめでとう…ひ、暇だったら、その…これから初詣でも行って、帰りに汁粉でも食わないか?いやっ!デートとかじゃないから!ただの初詣だから!ちっがうよ馬鹿そうゆんじゃねって!』

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