Alien執筆言い訳日記(ブログ的な何か)
10月12日 寺岡に似たキャラがいない




 更新中のエロ小説ですが、最近よく出てくる大学の准教授の寺岡さん。イメージ通りの既出キャラが居ないんですが、自分の中ではビジュアルは確立してるんでとりあえず伝わるかどうかわかりませんが書きます。

 軽薄さは鬼灯の白澤ですが、髪型は黒髪で真ん中で分けてて、そうですね…トーマの心臓のユリスモールとか、刈り上げていないリヴァイとかです。顔の感じはメガネかけてない宜野座さん…微妙に違うな…ノブナガンのヴィドックとか…うーん。全体的にいちばん近いのはハマトラのレシオかなぁ。眼帯はしてないですけどね。これを髪型真ん中で分けて、黒のリーマンスーツ着せて、白澤みたいな軽薄さを加えてみてください。これであなたも寺岡さんのトリコに(笑)。

 彼微妙に女ぽいんですよ。悪い女ね。都合悪くなると「え〜、そんなこと言ったっけ?」てへぺろ、みたいな。エッチするときも全裸にならないタイプ。他は全部脱いでもワイシャツの前だけはだけて着てるイメージあるな。でもそのワイシャツで手についた血とか体液とか平気でぬぐったりする。匂いとか体臭とか好きそうだな。変態だし快楽主義者だし。野性味のあるインテリなんでね。文化人類学者はフィールドワーク大好きですし。
 メガネはしてません。背もそんなに高くないんですよこの人。170そこそこだね…ああ…今わかった。若い頃の澁澤龍彦の雰囲気にとレシオを足して2で割ってください。いや、髪型以外なら萩原朔太郎も捨てがたい。まぁ、なにが言いたいかはビジュアルを追ってくれればお分かりになるかと。

 澁澤がね、大好きなんです。私の精神的な変容に深く関わった評論家。俺の人生はところでころで仏文系の文化人とかフランス文学者とか思想家とかに共感してる時期がありますけど、実存的なところがハマるんでしょうな。同病相哀れむな感覚で。そう言えばジャン・ジュネだけは読んでいそうでまったく手を付けていない。泥棒日記くらい今度読んでみるか。



『旅上』

ふらんすへ行きたしと思へども
ふらんすはあまりに遠し
せめては新しき背広をきて
きままなる旅にいでてみん。
汽車が山道をゆくとき
みづいろの窓によりかかりて
われひとりうれしきことをおもはむ
五月の朝のしののめ
うら若草のもえいづる心まかせに。


   (萩原朔太郎『純情小曲集』より)





…きっと寺岡さんは案外こんな歌が好きなんだろうな。







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