Alien執筆言い訳日記(ブログ的な何か)
1月10日 道を歩きながら詩を書いた




『青で渡ってもいいんだ』

屍肉を食い破る大量の蛆虫のように
快楽が僕の内臓を冒してゆく
日常の中のあり得ない原点
こうやって日々の暮らしの中で
僕は自分の存在を二重に生きてる
携帯を開いてメールを打ってる
ように見えるのに
こんなこと書きながら町を歩いてる
買いに行くのは
ホウレン草とかベーコンとか
スーパーのレジ係に
視線を支えてもらっている
秘密だけどね
もう倒れそうだ
でもいつも壊れながら再建される
無間地獄みたいに

イルミネーションがクリスマスから
年が明けても絶えない
犬みたいに
しっぽを振って生きていたい
これも秘密だな
下らないことを隠しながら
バラしたふりしてるのが楽しい

性感がちっともおさまらない
どうしてくれるんだ
まだ信号が2つも待ってるのに
蛆虫をボトボト落としながら歩いてる
なぜみんな気づかないんだろう
文字を打つ手が凍える
それが温まらないうちに
部屋にたどり着くだろう
眠気と崩壊感
歩いてるのが奇跡に感じるくらい

信号が
気づくと青になってる
渡っていいんだ
ここも、そこも






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