レンアイゲーム
あいつと一緒の帰り道◆from 刹那


第一回、体育祭実行委員会。


俺と飯島は、しょっぱなからいいように扱われていた。


雑用なんて、やりたくねぇのに。


くじ引きだったし、しょうがねぇけど。




「森君、飯島さん!これ、用具室に運んでー!」


先輩から、どでかい段ボール箱を押し付けられた。


飯島は、長方形の板。

看板にでも使うのか?


「任せてくださ~い!飯島、行こ」

振り返ってそう言うと、

「別に一緒に行かなくたっていいじゃんか」

飯島はスタスタとさきに歩いていく。

ったく、相変わらずかわいくねぇやつ。




< 75 / 109 >

この作品をシェア

pagetop