仲直りの味
「まぁ!とりあえずベッドに寝かせて!!」



「う、うす。」



ゆっくりと寝かせると、真白の頬がもっとこけて見えた。



「う~ん。栄養失調だね。」



「えい・・よう・・・?」


「うん」


飯、食ってなかったってことか・・?



「う・・・んん・・・。」


真白がゆっくり目を開ける。



「真白!」



「はや・・・て・?」



この前みたいにおびえた目ではなく、なんだか安心したというような目だ。



なんだか、今なら素直になれる気がした。



「・・かった」


「え?」


「この前、あんなこと言って」



真白はようやく思い出したのか、小さくあぁ、と呟いた。



「あたしのほうこそ、先に帰ってごめんね?」



また、ふにゃっと笑う。



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