3年分のキス




たかおちゃんを残し、二人で病室を出た
病院の待合い席に向かう

お母さんはもう少し事態を悟った様子で
わたしにコーヒーを買って渡してくれた



「ありがとうございます」



コーヒーの温かさが心に沁みた




「…たかおも酷いわねぇ」



そう言ってわたしの隣へと座る彼女

もうたかおちゃんがわたしのことを忘れていることをわかっている様子だった





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