3年分のキス
「た、」
″たかおちゃん″
そう、言いかけて、止めた。
見つめられると、目が離せなかった。
顔が熱くなってきて、蒸発しそうになる。
やっぱり、彼の顔は綺麗だ。
そしてあの頃と、全く変わっていないのだ。
すべてがあの頃のままなのだ。
きっと、私の気持ちも。
「だ、大丈夫…です」
彼の顔を見てしまえば、もっと混乱してしまうかと思っていたけど、
わたしはいたって混乱してはいなかった。
むしろ予想通り、
彼のすべてに、また、惹かれてしまっていた。