3年分のキス
「…俺、やばいわ」
たかおちゃんの声はあまりにも小さくて聞き取れなかった
「な、なんてっ?」
思わず聞き返す
すると彼は突然悪戯に笑って
「なーんでも」
そう言った
しばらくたかおちゃんとああだこうだ言い合っているうちに
女将さんが来て、料理を運んでくれた
彼と食べる懐石料理は本当においしくて
ほっぺが落ちそうだった
それに彼とする他愛無い話が嬉しかった
あっという間にわたしたちは夕食を食べ終えたのだった