3年分のキス
「たっ、たかおちゃんは!?」
たかおちゃんも一緒に、事故に遭ったはずだ
大丈夫だろうか、怪我はないだろうか
どこにいるの、会いたい
わたしはベッドから出ようと動き出す
しかしそれは母の腕によって制御される
「…今は、安静にしていなさい」
そう言ってわたしの腕を握る
嫌だよ
たかおちゃんは?
無事なの?
まさか……
そんなことを想像してしまって涙が溢れてくる
掛け布団をぎゅっと握って泣き続けるわたしに
「あの人もまだ、意識がないのよ」