真夜中・十二時的彼氏。~ミッドナイトナカレシ。~
疑惑の渦
「…やっと出てくれたんだね。心配し…」

「それよりもアンタ、『姿無き恋の野獣』、突き止められたの?
今日もまた、あの最低野郎から、すてきなプレゼント、頂いちゃってさあ…」

「…」

「…聞いてんの?」

「…ああ、聞いてる。」

「…じゃあ、じゃあさあ!早く何とかしてよ!
言っとくけれど、ウチの両親だって、パソコン動画事件で初めて、私が大変な事になってるって、学校からあった電話で気付いて私を休ませているのよ!

これがどういう事か解る?アンタを信じて、今日までアンタが言った様に、両親に事件があった事、伝えてなかったのよ!

もちろん、あの初めに私あてで届いた手紙、そして今日の事もまだ言ってないから、ただ単に何か学校でイジメ受けてるんじゃないか、ぐらいにしか思ってないのよ!

それともアンタ私が、この行為がエスカレートして刺されでもしない限り、ずっとかくれんぼしたままなの?
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