年下のアイツと過ごす? クリスマス・イブの夜に・・・
「そう・・・ですか・・・」


政文はソファーに掛けていた
上着を着て鞄を持ち、玄関に向かった。


えっ!?

何・・・?


「ちょっと・・・」


どこ行くのよ?



「帰ります・・・」


えっ!?


「そう。」


麗奈は平然顔でそう言った。


政文は振り返らずに部屋を出て行った。



うそでしょ・・・

政文・・・


置いて行かないでよ・・・

政文・・・


麗奈は力なく、
その場にへたり込んだ。


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