年下のアイツと過ごす? クリスマス・イブの夜に・・・
「政文は解りやすいんです、
ああやって落ち込む時は、
必ずあなたが絡んでます。」


「そうなんだ・・・」


「他人事ですか?」


「えっ!?」


「政文は言わないけど、
だいたいあなたが何をしかたかは
わかります・・・」


ズキンっ。


私は胸が痛んだ。



「それなのにこんなとこで
阿部部長と・・・
あなた・・・最低ですね!」


「・・・・・」


「二度と政文に近付かないで!!」


愛美は強い口調でそう言って、
去って行った。


政文・・・


私の心の中は痛みさえも消え、
からっぽになってしまった・・・


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