キスはおとなの現実の【完】
19.あふれる感情
「今日はもうお客さんきそうにないから、看板しめますね」

カズトさんはわたしを立ちのみスペースにまねきいれると、裏口そとの明かりを落とした。

「一週間おつかれさまです」

そういってテーブルごしのわたしに缶ビールを一本わたす。
ちょっとおしゃれな赤い缶は、いつかとおなじバドワイザー。

わたしが財布からお金をだそうとしているとカズトさんがそれを制した。
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