キスはおとなの現実の【完】
「はあ」

思わずため息がでてしまう。

ひさしぶりにサクラに会えることはうれしかったが、なんとなく憂鬱な気持ちでいっぱいだった。

次の給料日まで、まだ半月以上あるんだよな。

日々の生活はかつかつだけれど、お金がないをいいわけにして友人のさそいをことわることができない、見栄っぱりな自分にほとほと嫌気がさしてしまう。

明日、ATMでお金おろさなきゃ。

そんなことを思いながら、ベッドに倒れてふたたび眠った。
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