BE MY ANGEL

天使

11月半ばになり、美姫は8ヶ月になった。


美姫は未だに大学には通わず、その代わりに家事の手伝いをしたり、ミシンでリオのおくるみや洋服を作っていた。


朝食を終え父を送り出し、洗い物をしようとしていた時だった。


ピンポーン。


その時インターホンが鳴った。


「はい」


美姫が受けると、そこにはスーツを着た男二人が映っていた。


「おはようございます。警視庁の者ですが」


何故警察の人が?


「今開けますので少々お待ち下さい」


美姫は不思議に思いながらもエントランスのセキュリティーを解除した。
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