BE MY ANGEL
「タイリン覚えてる?私達が小さい頃、博士がおとぎ話を読んでくれたことを」


「ああ」


オレ達には能力があったけど、博士は人間の子と何ら変わりなく育ててくれた。


トーリは寝る前に博士が読んでくれるおとぎ話が大好きだった。


「その中に出てくる王子様とお姫様みたいじゃない?マッチポイント100%なんてまさに運命の相手」


「でも、お前はどちらかというと姫じゃなくて王子の方じゃないか。怪力だからお姫様抱っこも楽々出来るし」


「そうだね~。悪い敵からも守ってあげられるよ」


「これじゃどっちがどっちだか分からないな」


「いいの。守れる方が守れば」


美姫という名前はみんなで考えた。


英王の名前に王が入っていたから、それに合わせて姫を入れた。


トーリの希望だった。
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