続ナイショなダーリン─証─
†秘密の生活

*二葉

――――……

月に1度。

あたしには決まって行く所がある。


「嵐クン、お願いね」


電車を乗り継いで着いた先。


2年前――


二葉に連れ出され数週間を過ごしたマンション。


あのとき、あたしを解放してくれた人は……



「こんにちは」


「あら、みくちゃん」



二葉のお母さんだった――



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