空色新聞社 〜アイを叫ぶ15のボクら〜













「 ハザマくん


――― 電車、 …戻すぞ!! 」









ビルの中空を走る線路

透き間から見えてる、駅前大通り



警笛を、高らかに鳴らしながら
バックして行く 赤い電車




ボクは 口をあんぐりと開け



震えだし、点滅を続ける携帯を握って
ガラス窓に 張り付いた ――――








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