空色新聞社 〜アイを叫ぶ15のボクら〜






――― ボクは



ゆっくりと二人の間から、体を起こした






… そうだった







軌道に乗って
空を定期的に廻って行く宇宙船





縁側から見える、夏の空



太陽の光を受けながら
鈍い銀色の、低い音をたててる






あの号外には
ユウくんがいった言葉が
そのまま書かれていたんだ ―――








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