空色新聞社 〜アイを叫ぶ15のボクら〜
・ユウくんとアイちゃん







『 …こんにちは 』










時間はまだ早朝


ボクは縁側におりて、
アサガオに水をあげていたけど


カラリ開いた、玄関の音と声に
勢い良く「はーい!」と返事をして
パタパタと、玄関へ向かう





「 ―――…え… ユウくん?!」








その姿は、今日のサプライズ本人





けだるそうに、前髪をかきあげる
キミが大好きな、彼の姿だった ―――







< 9 / 206 >

この作品をシェア

pagetop