バニラ
「しばらく寝てろ、まだ夜だ。

朝にはまだ早過ぎる」

恭吾にそう言われて、
「うん…」

あたしは首を縦に振ってうなずいた後、目を閉じた。

「恭吾」

あたしは恭吾の名前を呼んだ。

「んっ?」

恭吾が返事をして、あたしに視線を向けてきた。

「…好き」

そう言ったあたしに、
「知ってる」

恭吾が言った。

恭吾のそ声を聞きながら、あたしはまた深い眠りについたのだった。

「理彩が思っているより、俺の方が愛してる」
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