夢幻双子



親もいないようだし、真星はこの村の巫女だと聞く。
さぞかし尊敬の念を集めているのだろう。



それならば、無くはない



そう思ったら、真赫というあの暗く気味の悪い女が少し可愛いらしく思えた



しかし真赫の思い通りに真星と会わずにこの村から出ていく気にはなれない。



何故なら…



『また会おう』



この何にも執着したことがなく、今後もしないと思っていたのに、気になって仕方がなくなっていたのだ。



会って聞かなくては



あの夢は…どうして…夢で会ったのか




近くの戦は終わってしまったらしい



仕方がない。3日間も寝込んでいたのだから



どちらが勝ったのかは興味がなかった。俺らは金払いがいい方に着くだけだ。



きっと死んだと思われている



前金は払ってもらったが、勝った後に支払われる金を手に入れ損ねた



まあ仕方がない



命が助かっただけマシと思おう



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