そして天使は闇へ堕ちる


女なんてどうでもいい


やる気のないゼロは、あくびをすると、床に落ちている服を拾い上げた


「つまらない毎日だ」


ゼロが服を着ていると、女が目を覚ました


「陛下……?もう行ってしまわれるのですか?」

甘ったるい声で話す女に苛立ちを感じたゼロは、睨みをきかせて一言言い放つ


「消えろ」


そしてゼロは近くにあった家具を強く蹴る


そんなゼロを見て女は、冷水を浴びせられたかのように震え上がってしまった


ゼロは舌打ちをすると、部屋を飛び出した








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