オシャレな涙『私の気持ちに気付いて…』
亮さんは、一ヶ月の入院を余儀なくされた……


私と聖矢は、時間がある限り病院に通った……


『兄貴、それよりいつ彼女に逢わせてくれるんだよッ!!』


『何言ってんだよッ!!俺の女は、今お前の横に立ってるだろ…… なッ、いい女だろ。』


私達は驚いた…… 亮さんが指を指していた先には、私が立っていたからだった。


『ほら、お前も俺の弟に挨拶しろよッ!!』


私はどうしていいかわからず、聖矢に助けを求めた……… 私の焦ってる姿を見て聖矢は…。


『初めまして。俺の名前は聖矢…… 宜しくねッ。』


聖矢がとっさに演技をしてくれたから助かったけど、嫌な思いをさせてしまったと、また私は罪悪感に悩まされてしまった。


『兄貴、今日はもう帰るから、ゆっくり寝ろよッ。彼女は俺が送っていくから、心配するな。じゃ〜なッ。』


私達はPM19:00に病院を出た……
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