幻想館-眠り姫編-
感情的になるのは、良くないこと・・・?



そうだよね、彼らは私に協力してくれたんだから・・・・・・。


その時、涼しげな風が私の頬をかすめた
それは優しく包み込むような感じだった


「きっと君なら、すぐにわかるだろうな」


「写真は嘘をつかない・・・そういう事ですね」


「僕達が協力出来るのは、ここまで!
あとは君の判断に任せるよ」


彼らの気持ち・・・

私の気持ち・・・

お姉ちゃんの気持ち・・・



誰の気持ちを優先させればいいの?



最後に見せてくれた彼らの表情。


全ては何を物語っているのだろうか?



・・・・・・答えは、嘘をつかない写真だけ。


私は急いで自宅に戻った。



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