幻想館-眠り姫編-
そして・・・四枚目の写真が物語るものは決定的であった。


憎悪は確実に膨らみ姉の背後に並んで立っていた。

それはまるで勝ち誇ったような不気味な笑みを見せている。


右手でピストルの形を作り、姉の頭にかかるようにポーズをとっていた。


これが、姉を眠り姫にした発端だったのか・・・・・・?



私は、この生徒に会って事実を聞こうと思った。



やっと、辿り着く事ができた・・・。



・・・この生徒の引き金になった事・・・・・・その理由が些細なものなら、私は絶対に許さない!


ゆるさない!

ゆるさない!

ゆるさない!!!!!!



・・・・・・ゆる・・・し・・・・・・てあげ・・・て・・・・・・・・・・・・・・・・


誰!?


時々、聞こえる不思議な囁き・・・・・・



許すって?

・・・・・・どうして?


私はこんなに悲しい思いをしているのに何故、許さなければいけないの!


・・・お姉さんは・・・とっくに・・・全てを・・・・・・ゆる・・・し・・・て・・・いる・・・から・・・・・・


なんでそんな事がわかるの!!

いったい誰なの?

私は見えない誰かに向かって叫んでいた

・・・ゆる・・・・・・してあ・・・げて・・・・・・あなた・・・も・・・傷・・・つかな・・・いで・・・・・・すむから・・・・・・



私が許さなかったら私自身が傷つくっていうの?

私はもう既に傷ついているわ!


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