バスケより一番に

嫉妬




~春弥side~



「……水沢先輩…」


呼び止めても走って逃げてしまった。



「ハハッ、可哀想に」


俺は隣で笑う優真のお腹を殴った。



「黙れよ」



「いてて、ごめんごめん。そんな怒るなって」



「別に怒ってなんかねーよ」


だけどさっきから無性にイライラする。


「いや、怒ってるだろ」



「それよりさっきの話って本当か?」



「水沢先輩が俺の腕を掴んだやつ?」


その言葉が頭から離れなかった。



「もしかして気になってたのか?」



「はっ!?
ただ本当か聞いてみただけだよ」



こいつに聞くのが間違いだった。



「もういいや。
先に行く」



「あれ本当だぜ」








< 101 / 224 >

この作品をシェア

pagetop