バスケより一番に




「………美味しい」


「本当ですか!?」


「うん、私がこの前作ったお粥よりも何十倍も美味しいよ!」


ちょっとそれは言い過ぎなような…

まぁ、でも喜んでもらっ
て良かった。


:
:
:



「ごちそうさま」


時計を見るともう8時だった。


親に今日泊まるって伝えなきゃな…



「すいません、電話してきますね」


水沢先輩の事だから親が帰ってくるまで居てって言いそうだし。


まっ、一緒にいたいからいいんだけど。




―――プルルルル…


「もしもし母さん。
今日家帰るの遅くなるかも」


「はーい。
お二人さんで仲良くね」


「あぁ…って、えっ!?」

何で二人で居る事しってんだ?


「図星だな~。

今度その子連れて来なさいよ。
それじゃあね


あっ、くれぐれも手出すんじゃないわよ~」


「はっ!?」


「それだけ」


切られた…


「マジかよ…」



そして俺は部屋に戻った。


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