バスケより一番に





女子の試合が終わり、次は男子の試合。





男子の試合が始まるまで時間があるため私はトイレにいく事にした。





「ほら、起きて」




まだ眠たそうな徳井君を起こし私は席を立った。













そして私の予想は見事に的中してしまった。




「波奈…」





そう、目の前には春弥が居た。




私は思わず涙が出そうになってしまった。



どんどん近付いてくる春弥



でも私はそれを拒むように後ろに下がる。




だって今頃何を話せばいいの?


もう私達は終わったんだよ?



これ以上私の心をかき乱さないでほしい…






またあなたを好きになっちゃうから








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