バスケより一番に





「そっか、頑張って!!
私も協力するから」



「うん」



「でもまぁ、今は部活。
話しは帰りにしよ」





私は頷き留里の後につれて体育館に入った。




するとボールが私の足に当たった。




「水沢先輩、ボール取ってもらっていいですか?」




「……うっ、うん」



思い返せば普通に手繋いだし…しかも……


抱き締められちゃったし…



「お~い、水沢先輩?」



「ハイ!?」



気付くと目の前に小柴君の顔があった。



「ボールありがとうございます」




「…はっ、はい頑張ってね」




私はボールを素早く渡しその場を去った。





本当はもっと話したかった、けど急に意識したら全然話せなくなるよ。













< 67 / 224 >

この作品をシェア

pagetop