戦国彼氏
そんなことを思っていると。



「いーちっ。」



ぎゅっと後ろから誰かに抱きつかれた。


「うぇええ!!?」


後ろを振り向くとそこには爽やか腹黒王子、唯井新政が!!


「な…ななな!?」



なんであんたがー!?


「おはよ♪」


今日も美しい微笑みで笑いかけられる。


「ああ、おはよ…じゃないよ!!なにすんのさ!?」


「ちょっとお市!!新政くんとそういう関係なの!?」


ミネちゃんが信じられない!という顔で驚いている。


「ちが…!!」


「そうでーす。なっ!市。」





…なんであんたが答える!?


「ええ!?うそ、ショック!!!」







ちょっとちょっと!!

昨日あんな事があって私逆に恨まれてるんじゃないの!?(忘れてたけど)


ていうか…浅井長政様そっくりな人にこんなことされたら…ッッ









ブフォアーーッ!!!



私は鼻血を噴出して真っ逆様に倒れる。








ああ…


このまま死んでもいい…



「市!!」









遠くで清ちんの声がしたような気がした。



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