恋奏~love harmony~
「じゃあ、また明後日学校でね」
「うん
学校で。」
あれから小春を何とかごまかしながら
駅まで来た
駅からは逆方向なのでここで解散する
改札口を通り電車に乗って人がまばらにいる車両で
扉の方にもたれながらさっきのひとのことを思い出していた
思わず見入ってしまうような澄んだ瞳がこちらを見て
反らすことを許さないような視線
澄んでいるのにどこか寂しそうで
でも、そんなことを感じさせないようなオーラ