ドラマチックな君へ





 毎晩愛読している《ロマンチシズム》。

 もっとも胸がキュンとする場面で、姉の麻里依(マリエ)に漫画を取り上げられた。

 それに、ムッと頬を膨らませる私。





「未来、悠君は現実に存在しないの」


「……いるもん」


「どこに?」


「私の心のな――」


「ああ、もういいわ」





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