この先生は危険人物につき注意してください
「はい?」

「いや、ですから『過激な学校生活』を・・・へ、変な人じゃ無いですよ!?勧誘ですよ勧誘」

「勧誘?」

「あ、俺は別にサッカー部に入るつもりなんで結構です。みのるは良いだろ?別に高校でも帰宅部になるつもりなんだろ?」

「え、そうなんですか!?」

帰宅部と聞くなり目の色が変わった女の子は必要以上にみのるに迫り、キラキラと眼鏡が輝いている。腰にぶら下げた刀がカチカチと鳴っていた。

なんなのかな?木刀だよね?なんでカチカチと金属音が?

「私、今は高一なんですけどあなた達が学園の生徒としてこの学校にまた来たときは一つ上の先輩なんですけど、またあったら気軽に挨拶してくださいね」

飛びっきりの笑顔を見せたら、彼女はそのまま名乗ることもせず帰宅する合格者に走ってはチラシを配っていた。あー・・・学園って楽しそうだな。

「なんだったんだ?」

「俺が聞きたい・・・あ?達也、今何時?」

「あ、そういや・・・あーーー!!電車出る!!」

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