千年の追憶【完】
「水菊。もう、はぐらかすのは止めてくれ。」


はぐらかす…。


その言葉が胸に刺さる。


「立場の違いも、そうだろうが…。
本当は羽琉が好きだから、俺を愛してくれなかったんだろ?
やっぱり、今もそうなのか?
アイツ、近くに居るよな。
夢で羽琉の記憶を植えておいた。
多分、もう自力で覚醒してるはずだ。」


「あっ…!!」


覚醒している。


その言葉に心当たりはあった。


タケルのあの時の態度…。


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