30才の初恋
斗真が帰りに源ちゃんを家に連れて帰ると、連絡をくれた。




会いたくないのにどうしよう。実家にでも帰ろうかな。




咲良さんは源ちゃんに会うのはひさしぶりだから、早く会いたいと喜んでいる。



源ちゃんはどんな大人になったのだろう。




幼稚園の頃は少し太めでポッチャリしていて、坊主頭で眼鏡をかけていたと思う。



そのまま大人になった感じなのだろうか?




会いたくないと思いながら、どんな大人になったのか想像してみたり、矛盾してるな、全く。




源ちゃんの事は考えない事にして、夕食のメニューと松井シェフと考えた。




料理の準備に忙しくて、すっかり源ちゃんの事を忘れていた。








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