30才の初恋
源ちゃんの指が、首筋に触れると鳥肌が立った。




やだ、斗真以外の人には触られたくない。




「いつまで寝てるんだ。」



源ちゃんがいるから起きたくないのです。




「明日美ちゃん具合どう?斗真が明日美ちゃんの事とても心配してたのよ。あら何で、源太郎が斗真たちの寝室にいるの?」




「明日美を起こしに来た。」



「源太郎、斗真たちの寝室に入るのは駄目よ。早く出て行きなさい。」




「別にいいだろ。」




「明日美ちゃんがゆっくり出来ないでしょ。源太郎早く出なさい。」




咲良さんが、源ちゃんを寝室から連れ出してくれた。




良かった。




源ちゃんに振り回されてばかりで、本当に疲れる。




もう少し眠ろう。




斗真、早く帰って来てね。













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