30才の初恋
出て行きたい、こんな修羅場にいたくない。




恋愛もしたことない私には、刺激が強すぎる。




「俺はおまえと付き合った覚えはないけど、俺に付きまとうの止めてくれる。」



「付き合ってないですって、何回も抱いた癖によく言うわ。斗真は私を愛してなかったかも知れないけど、私は斗真を愛してた。」




なんて男なの、斗真がこんな最低男だなんて知らなかった。




「真辺が俺を愛してた?笑わせるな、おまえは何人の男をそうやって騙してるんだ。金の為ならなんでもする女が、愛してる笑わせるな!」




怒りが収まらない私は、斗真にビンタした。




「2人の間に何があったか知らないけど、女性を罵るなんて最低!」




「明日美誤解だ、この女は最初から俺を騙して、「そんな事私には関係ない。斗真の恋愛話なんて聞きたくもない!」




何で毎日逃げなくちゃいけないのよ!




まだ足が痛いのに、斗真が追いかけてる来るから必死に走った。




逃げ場を無くした私は、女子トイレに逃げ込んだ。









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