彼氏の余命を知ってる彼女。


「ヒカルママってパワフルだよねー!私、ヒカルママ大好き!」


パクッと唐揚げを口に含みながら言う。


「大阪のおばちゃんみたいだよな。万引き犯追いかけるとかありえねぇ。

母ちゃんもヒナの事気に入ってるぞ。早く嫁にこないかなっていつも言ってる」


ヒカルも玉子焼きを口に含みながら口を尖らせて言った。


「嬉しいー!ヒカル、早く私を嫁に貰ってよ」


隣に座っているヒカルの視線に入り込み、顔を覗き込む。


すると段々ヒカルの顔が赤くなっていくのがわかる。


    

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