『好き』なんだよ…
final☆sweet
伝えたい ~瑠花side~
打ち上げが終わって、朝は彩と登校するようになった。
柊と別れて、彩と一緒にいる時間を増やすようにしている。
柊といたときは、彩と一緒にいる時間が少なかったから、その時間を取り戻すかのように…。
「瑠花!! おはよ!!」
「あっ、彩! おはよ! 」
待ち合わせ場所から、2人で学校へと向かった。
登校中は、たわいもないおしゃべり。
でも、話題の中に“裕”のことは出てこない。
彩は、あたしに気を使ってくれているのかもしれない。
ごめんね…彩。