『好き』なんだよ…







「裕~!! 帰ろ~!! 」





 大好きな瑠花の声。





「おぉー!! 今行くー!! 」





 かばんを取って、廊下へ出た。





 校内では、さすがに手をつなげないから、正門を出てから俺が瑠花の手を握る。





 ここ1週間近くこれをくり返しているのに、瑠花はいつも照れてる。






「…可愛い……。」






< 69 / 234 >

この作品をシェア

pagetop