こちらミクモ探偵事務所2

「もういいでしょ?このくらいで」

斗南は若干迷惑そうな顔をする。
ナツミは納得したように頷いた。

もちろん、重要な情報が手に入ったので霞も満足している。

「じゃあ、王様の命令は絶対だから。霞くん、よろしく」

「あ……」

すっかり忘れていた。
彼はナツミをチラッと見る。

彼女は遊びに来ているのだ。
当然化粧も濃いし、香水もキツい。

霞の苦手とするタイプだ。

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