こちらミクモ探偵事務所2

そこには笑顔で右手を振る斗南が立っていた。

紘哉は斗南の元へと歩いていく。
彼は紘哉の肩をバシッと叩いた。

「お疲れ!そろそろ仕事にも慣れた?」

「いえ……まだちょっと辛いです」

「そっか。具合が悪かったらしいな。大丈夫?」

「今ではだいぶよくなりました」

「それはよかった」

斗南は嬉しそうに頷いた。
もしかしたらこれが本当の彼なのかもしれない。

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