こちらミクモ探偵事務所2

なぜその名探偵がここにいるのか。
紘哉には全く理解できなかった。

霞は紘哉をチラッと見ると、隣にいる羽兎に声を掛けた。

「あ、ワトコ」

「お久し振りです、霞さん」

「ホント久し振りッスね。元気ッスか?」

「うん!お陰様で」

霞と羽兎が談笑する様子を見た紘哉は、少し驚いた顔をした。

「知り合いか?」

「あー……まあね」

羽兎が困ったように頬を掻く。

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