揺れる想い~年下彼氏は小学生~㊤
「本気じゃ…ないよ」


「じゃあ、愛してるって言って?」


「愛してるよ、まどかさん」


シャツを脱がそうとする彼女の手をつかみ、俺は自分から彼女にキスをした。

深く、激しいキス。


左手で彼女の右手首をつかんだまま、壁に体を押し付ける。


由佳さんと同じぐらいの背丈。

つかんだ腕の細さも、こんな感じだった。


それだけで、まどかさんを頭の中で由佳さんにすりかえられる。


今日、偶然出会ってしまった彼女。


デートだったんだろうな。

つき合ってるって言ってたし。


何で…俺の事を避けてるんだ?

考えれば考えるほど、分からなくなる。


分かるのはただ、俺がこんなにも由佳さんを好きなんだっていう事。


あの男に、由佳さんもこんな風にされるんだろうか?

あいつと唇を重ね、体を触られ、乱れた声を出して。


そう考えるだけで、激しい嫉妬に駆られる。

このやりきれない欲望を、俺はまどかさんにぶつけていく。


「あ…あぁ…ひろ…んっ」


激しく舌を絡ませながら、服の中に空いた右手を忍ばせていく。


まだ若いまどかさんの、大きくて張りのある胸。

どこをどうすれば彼女が喜ぶのか、俺は十分すぎるほど知っている。


胸に顔をうずめながら、俺はふと考えていた。

母親とこんな事をしている俺を…彼女がどう思うのだろうか、と。
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