恋愛ざかり

新しい自分






『なんか、水麗じゃなくなっちゃったな。』





『わかる。水麗がいなくなっちゃった。』







恭平と類にそう言われ、少し複雑な気持ちになった。









『麗華も、水麗も、私だから。』






変わらないよ、アタシは私。






麗華のときのアタシと、水麗のときの私は、何が違うんだろう。






『『そうだな。』』






恭平と類が声を合わせて、そう言った。







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