月を狩る者狩られる者
わ~やめやめ!!
頭からその記憶を無くすかのように、私は思いきり頭を振った。
「とにかくアパート帰って寝よう! 眠いから変なこと考えちゃうのよ!」
実際私は眠かった。
だって当然でしょう?
夜中ずっと起きてたんだから……。
自覚すると欠伸(あくび)が出てきた。
ふかふかのお布団が恋しい……。
「うん、やっぱり帰って寝よう」
残りのパンを一口で食べ、私は帰路についた。
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