甘い愛と歪んだ愛

純愛

チュンチュンと小鳥が鳴いている。

「はぁ~・・いい朝だなぁ~」

私はググッと背伸びをした。

「おはよー!!」

「おーッス。」

「いよいよだねぇ!!」

私の名前は黒崎花織。

今日から高校1年生ですッ!!

「あぁ~楽しみぃ~」

高校入ってからは絶対いい人を見つけるもんッ!!

「なーに1人で考え事してんだよ??」

あッ、この子は私の親友の草野明。

小学校の時からの幼なじみなのッ!

中学では陸上部のエースをやっていたほど足が速かったの!!

「一緒なクラスだといーなー」

「うんッ!」

私達はクラス表を見に行こうとしているところだ。

「・・っとぉ、結構混んでるな」

「そうだねー」

うぅ・・・本当に人が多すぎて前が見えない・・・。

「わっ!?」

誰かとぶつかってしまった。

げ・・・。

足が絡まり左右のバランスがとれなくなり倒れそうになった。

その瞬間、誰かが私の腕を掴んだ。



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