ラムネ色~あたしとヤンキーとバトルな毎日~
ってなに考えてんだあたし!!
ちょっとムッとなって
手首をつかんでいる手が強まる



「おぃ、華悠?何怒ってんだよ」

「ふぇ?あ、あぁごめん。痛かった?」

「ハっっ所詮女のだぜ?痛い訳ねぇじゃん?」

へぇ~そう。
今日がお前の命日だぜっ
後悔しろ!

「自分の言ったこと覚えてろよ」

あたしはますます手に力をこめた

「ストップ、ストップ。
そおいやお前女だったっけ?」

てめぇふざけんなよ

「あのなぁ「キーンコーン……」」


「「やべぇ!!!」」

あたしらはダッシュで教室に入った



「おはよ。ギリギリセーフだよ」

大親友の春瀬 知夏奈(はるせ ちかな)
が笑いながら言う


この子は女のあたしから見ても
すごく可愛い
茶色くてふわふわした髪を肩までおろしてて
大きな丸い目にピンクの頬
あぁ…うらやましい


「おはよぉ、間に合ってよかったぁー」

「ほんと華悠って不思議だよねー」


あたしは席につきながら尋ねる

「どういう意味よ?」

クスッっと笑う知夏奈

「黒髪ポニーテールの真面目っぽい委員長さん
 のくせに言葉使いは雑で
 いっつもヤンキーの世話やいてて…」

「否定は出来ない……」




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